「責任ある積極財政」と言いながら、
実際には財政支出を増やしていない。
これ、正直おかしくないですか?
今日は難しい話はしません。
経済の専門用語もなるべく使いません。
テーマはたった一つ。
GDPの計算式を知れば、何が本当に“積極財政”なのかがわかる。
小学生でもわかるように説明します。
まずGDPってなに?
GDPとは、
その国で1年間に生まれた“お金の合計”
と思ってください。
もっとやさしく言うと、
「みんなが1年で作って、売って、使ったものの合計金額」
です。
パンを作る。
車を作る。
家を建てる。
髪を切る。
病院で治療する。
こういう活動の合計がGDPです。
つまり、
GDPが大きい=その国はたくさん仕事が回っている
ということです。
GDPの計算式はこれだけ
GDPの式はたった一つ。
GDP = C + I + G + X − M
アルファベットが並ぶと難しそうですよね。
でも中身は超シンプルです。
順番にいきます。
C(消費)
Cは「消費」です。
みんなが買い物したお金。
・ごはん代
・服
・スマホ
・家賃
・電気代
こういう日常の支出です。
これが一番大きいです。
I(投資)
Iは「投資」です。
会社が未来のために使うお金。
・新しい工場を作る
・新しい機械を買う
・お店を広げる
つまり「これからもっと仕事を増やすためのお金」。
G(政府支出)
ここが今日の超重要ポイント。
Gは「政府の支出」です。
・公務員の給料
・道路工事
・学校の建設
・医療費
・防衛費
政府が使ったお金は、そのままGDPに入ります。
ここ、超重要なので、もう一回言います。
政府が使ったお金は、そのままGDPになります。
X − M(輸出 − 輸入)
Xは輸出。
Mは輸入。
外国に売った分を足して、
外国から買った分を引きます。
これで完成。
つまり何が言いたいの?
GDP = C + I + G + (X − M)
この式を見てください。
G、つまり政府支出が増えたらどうなりますか?
答えは簡単。
GDPは増えます。
算数です。
足し算です。
小学生レベルです。
「責任ある積極財政」とは何か?
積極財政とは、
Gを増やすこと
です。
それ以外ありません。
だってGDPの式にそう書いてあるんですから。
Gを増やさずにGDPを増やすと言うのは、
「足し算をしないで合計を増やす」と言っているのと同じです。
では現実はどうか?
「責任ある積極財政」と言いながら、
政府支出を増やしていない。
これ、どういうことですか?
Gを増やさないのに、
どうやってGDPを増やすんですか?
民間に丸投げ?
企業に頑張れ?
家計に頑張れ?
でも今、
物価は上がる。
実質賃金は伸びない。
消費は弱い。
Cが強くない。
企業も不安で投資しない。
Iも強くない。
じゃあ誰が増やすの?
式を見ればわかります。
残っているのはGしかない。
「責任」とは何か?
よく言われます。
「将来世代への責任がある」
でもちょっと待ってください。
将来世代に残すものは何ですか?
借金の数字ですか?
それとも、
・強い経済
・整ったインフラ
・教育
・医療
・技術力
ですか?
GDPが伸びない国に未来はありますか?
Gを抑えてGDPを止める方が、
よほど無責任ではないですか?
なぜGはそんなに大事なのか?
理由はシンプルです。
政府は通貨を出せる側だからです。
家計はお金を「使う前に」稼がないといけない。
でも政府は違う。
政府支出は、民間の所得になります。
政府が100使えば、
誰かの100の収入になります。
それがCに回る。
それがIにつながる。
つまり、
Gはエンジンです。
「財源がない」は式に出てこない
GDPの式に「財源」という言葉はありますか?
ありません。
式にあるのは支出です。
経済は「誰かの支出=誰かの所得」です。
政府が支出を抑えれば、
民間の所得は減ります。
それだけです。
小学生でもわかる結論
GDPは足し算。
GDP = C + I + G + (X − M)
積極財政とはGを増やすこと。
Gを増やさない積極財政は存在しません。
それは、
「水を入れないでプールを満たす」と言っているのと同じです。
本当に責任ある政策とは?
責任とは、
未来に強い経済を残すこと。
GDPが伸びない国は、
税収も伸びません。
社会保障も守れません。
防衛もできません。
教育も弱くなります。
Gを抑えて守れる未来はありません。
まとめ
・GDPは足し算
・政府支出はそのままGDPになる
・積極財政とはGを増やすこと
・Gを増やさない積極財政は矛盾
これ以上シンプルな話はありません。
難しい理論はいらない。
式を見ればいい。
算数です。
それでも「支出を増やさない積極財政」を続けるなら、
それは積極財政ではない。
ただの言葉遊びです。

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