政治の話って、気づくと外交とか税金とか、「国家規模の腕立て伏せ」みたいなテーマに寄りがちだ。もちろん大事。大事なんだけど、僕らの生活に一番近い“リアル”は、案外そっちじゃない。
むしろ福祉政策のほうが、「明日どうなるか」に直結してる。
その中でも、毎回いろんな感情が噴き上がるのが――生活保護制度。
このテーマ、先日参加した 篠原一騎さんのおしゃべり会でも話題に出た。篠原さんがこの問題に関心を持つ背景には、かなり個人的な事情があるらしい。
一人親家庭で、家族に障害のある方もいて、生活保護や障害福祉は“政策トーク”じゃなく、生活の現場で感じてきたものだ、という趣旨の話が印象に残っている(※これは僕が会で聞いた範囲の理解です)。
政治を志す動機って、正直「理念が先」というより、「生活に刺さった経験が先」なことが多い。福祉って、まさにそこにある。
ここから先は、僕の主観を混ぜつつ、でも数字はできるだけ一次資料で押さえながら、生活保護の捕捉率と、韓国の制度、そしてOECD比較までまとめてみる。
- 生活保護制度って、そもそも何を目指してるの?
- 日本の生活保護は「利用されていない」――捕捉率という問題
- なんで使わない?――心理の壁と“制度の空気”
- 「生活保護」という名前問題:中身だけじゃなく、名前も制度の一部
- 韓国の「国民基礎生活保障制度」ってどんな仕組み?(超ざっくり)
- OECDで見ると、日本の福祉は「薄い」のか「厚い」のか?
- 海外と比べると、日本の捕捉率はどれくらい低いの?
- じゃあ、どう考える?――僕の今の暫定結論
- よくある疑問(Q&Aっぽく短めに)
- 関連リンク(※記事末尾に毎回貼り付け用)
- 生活保護制度って、そもそも何を目指してるの?
- 日本の生活保護は「利用されていない」――捕捉率という問題
- なんで使わない?――心理の壁と“制度の空気”
- 「生活保護」という名前問題:中身だけじゃなく、名前も制度の一部
- 韓国の「国民基礎生活保障制度」ってどんな仕組み?(超ざっくり)
- OECDで見ると、日本の福祉は「薄い」のか「厚い」のか?
- 海外と比べると、日本の捕捉率はどれくらい低いの?
- じゃあ、どう考える?――僕の今の暫定結論
- よくある疑問(Q&Aっぽく短めに)
- 関連リンク(※記事末尾に毎回貼り付け用)
- 「3/24 Abema Prime 出演予定」
生活保護制度って、そもそも何を目指してるの?
まず大前提。生活保護制度は「サボり支援」じゃない。国が公式に書いてる目的は、めちゃくちゃ真っ当だ。
生活保護制度は、生活に困窮する人に必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障しつつ、自立を助長することを目的としている。ここが制度の基本設計だ。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html)
「最低限度の生活」+「自立を助長」。
理想としては、支えるだけじゃなく、立ち直りを支援する制度だ。
日本の生活保護は「利用されていない」――捕捉率という問題
生活保護の議論で避けて通れない言葉がある。捕捉率(ほそくりつ)。
ざっくり言うと、
「生活保護を受けられる条件を満たしている人のうち、実際に受給している人の割合」
みたいなもの。
で、日本はこの捕捉率が低いと言われがちなんだけど、厚生労働省の資料(諸外国比較の資料)では、日本の生活保護の捕捉率について、**2007年推計で“15.3%〜21.0%程度(世帯単位)”**という数字が示されている。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
……つまり、めちゃくちゃ雑に言うと「5世帯のうち1世帯くらい」。
残りは、条件を満たしている可能性があっても制度につながっていない。
これ、個人的には結構ショックだった。制度の是非の前に、「届いてない」じゃん、っていう。「生活保護は“最後の砦”と言われがち/スティグマがある」
このへんで、篠原さんが触れてた「018サポート(018プラン)」の話も差し込んでおきたい。
東京都の制度で、都内在住の0〜18歳の子どもに、1人あたり月5,000円(年最大6万円)を給付する仕組み。しかも所得制限なし。ここ、声を大にして言いたい。所得制限なしって、役所の書類が「筋トレ」にならないやつです。ありがたい。 東京都福祉局
しかも支給は年3回(例:8月・12月・翌4月)みたいに分けて入る。家計的には「ボーナス!」ってほどじゃないけど、子どもがいると5,000円は普通に効く。塾?給食?習い事?気づけば消える。5,000円は妖精みたいに消える。 東京都福祉局
申請は原則オンラインで、親子ともにマイナンバーカードがあると書類省略ができるなど、入口の設計も「出せる人が出せる」寄りになってる。ここが生活保護の話と対照的で、同じ“支援”でも、制度の作り方次第で「届きやすさ」は別物になる。 018サポート(FAQ)
(自分の感想)生活保護みたいに「最後の砦」感が強い制度ほど、心理的にも手続き的にも重くなりがち。でも、018サポートみたいに“広く薄く確実に”の設計は、少なくとも「申請したら変な目で見られるかも…」みたいなストレスから距離がある。支援って、本来こういうふうに“普通に受け取れる”設計が増えてほしい。
▼メモ(自作の超かんたん比較)
生活保護:必要性は高い/ただし stigma(焼印) & 手続きが重い → 届きにくい問題が出やすい
018サポート:子どもに一律(都内)/所得制限なし → 届きやすい設計
なんで使わない?――心理の壁と“制度の空気”
「制度を知らない」「手続きが難しい」みたいな話もあるけど、僕がいちばん根深いと思うのは、心理的な抵抗だ。
生活保護って言葉に、妙に強い空気がまとわりつく。
「最後の手段」「恥」「申し訳なさ」――そういう感情が、申請の前に立ちはだかる。
制度の目的は「最低限度の生活を保障」なのに、利用者側は「申し訳なさ」を背負わされがち。ここ、制度の設計というより“社会の受け止め方”の問題でもあると思う。
いやぁマジで空気恐ろしや、VO.山本七平
「生活保護」という名前問題:中身だけじゃなく、名前も制度の一部
ここで面白いのが制度名の違いだ。
日本は「生活保護」。一方、韓国は国民基礎生活保障。みんな知ってました??
韓国の資料(英語PDF)では、基礎生活保障制度を「生活が困難な人に必要な給付を行い、最低限の生活水準を保障し、自立を支援する制度」と説明している。
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
この説明、言葉の雰囲気が違う。
日本の「保護」は、どうしても“上から守ってあげる感”が出やすい。韓国の「保障」は、“社会保障の一部”っぽい。
もちろん名前を変えたら全て解決、なんて甘い話はない。
でも、制度って「運用」だけじゃなくて、「空気」でも動く。空気が悪いと、必要な人ほど遠慮する。これ、ほんとにある。
韓国の「国民基礎生活保障制度」ってどんな仕組み?(超ざっくり)
韓国の基礎生活保障制度(Basic Living Security System)の説明資料では、給付の種類として次が挙げられている。
- 生計給付(Livelihood benefit)
- 医療給付(Medical benefit)
- 住居給付(Housing benefit)
- 教育給付(Education benefit)
- 出産給付(Birth benefit)
- 葬祭給付(Funeral benefit)
- 自立給付(Self-support benefit)
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
「生計」「医療」「住居」「教育」あたりは日本とも似ているけど、資料上は出産・葬祭・自立まで明確に並ぶ。ここは“生活のイベント”まで含めて制度化している感じがする。
そして韓国政府(保健福祉部の英語ページ)では、2016年に163万人がBasic Livelihood Security Program(BLSP)の給付を受け、受給者の割合(take-up rate)が**3.2%**とされている。
(https://www.mohw.go.kr/menu.es?mid=a20308000000)
※この「3.2%」は“受給対象者のうち何割が使ったか”ではなく、人口に対する受給者割合の説明なので、日本の捕捉率とは同じ指標ではない点は注意。とはいえ、制度を「社会保障の一つ」として可視化している印象は強い。
OECDで見ると、日本の福祉は「薄い」のか「厚い」のか?
生活保護の議論って、すぐ「甘い」「厳しい」「不正が〜」みたいな情緒で殴り合いになりがちだけど、たまには俯瞰したい。そういう時に便利なのがOECDの比較。
OECDの資料(Asia/Pacificの社会支出)では、アジア太平洋地域の平均的な公的社会支出はOECD平均の約3分の1で、日本とニュージーランドは**GDP比で約25%**と書かれている。
(https://www.oecd.org/en/publications/society-at-a-glance-asia-pacific-2025_24fa8f05-en/full-report/public-social-expenditure_16d3ef05.html)
この「日本は約25%」だけ見ると、「日本って福祉大国じゃん」とも言える。実際、高齢化もあるし、社会支出の規模は大きい。
でも、ここで僕が思うのは、“総量が大きい”と“届き方がいい”は別問題ってこと。
日本は社会支出が大きい一方で、生活保護の捕捉率は2007年推計で15.3%〜21.0%程度という話が出てくる。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
つまり、財源や規模の問題だけじゃなく、最後のセーフティネットが心理や運用で詰まってる可能性がある。
海外と比べると、日本の捕捉率はどれくらい低いの?
厚生労働省の同じ資料では、欧州の例として、
- ドイツ:約64%(1994年推計)
- イギリス:所得補充で約68%〜81%(2006-07年推計)
- フランス:約65%(1996年推計)
といった捕捉率の数字が例示されている。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
もちろん年次も制度も違うから単純比較は危険なんだけど、それでも「桁が違う」くらいの差があるのは事実として重い。
じゃあ、どう考える?――僕の今の暫定結論
生活保護の議論って、たぶん本質はここだと思う。
- 不正の話はゼロにはできない。でも、まず「必要な人に届くか」が土台
- 届かない理由は、制度設計だけでなく、申請のハードル・運用・偏見・言葉の空気にもある
- そして福祉は「誰かのため」じゃなくて、回り回って自分のためになる(明日は我が身、という意味で)
篠原一騎さんのおしゃべり会でこの話が出たのが、僕には腑に落ちた。
福祉の話って、当事者や当事者に近い人が語ると、急に“現実の温度”になる。税率の小数点より、こっちのほうがよっぽど人間が出る。
政治が外交と税だけでできてるなら、政治家は全員、電卓と世界地図を持ってればいい。でも実際は、生活がある。体がある。家族がいる。
だから福祉の話は、政治の中心だと思う。
……などと言いつつ、僕はまず「自分の家計の捕捉率(=見落としたサブスク)」をなんとかしたい。毎月、知らない引き落としに保護されてる気がする。
よくある疑問(Q&Aっぽく短めに)
Q. 捕捉率が低いのって、制度が厳しいから?
A. 厳しさだけじゃなく、申請の心理的抵抗や運用も絡むと言われていて、厚労省資料でも日本の捕捉率が15.3%〜21.0%程度(2007年推計)と示されている点は重い。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
Q. 韓国は「生活保護」じゃなくて何て呼ぶの?
A. 英語資料では「Basic Living Security System」で、最低限の生活水準を保障し自立を支援する制度、と説明されている。
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
Q. OECDで見ると日本の福祉は少ない?
A. OECD資料では、日本の公的社会支出はGDP比で約25%とされる。総量は小さくない。
(https://www.oecd.org/en/publications/society-at-a-glance-asia-pacific-2025_24fa8f05-en/full-report/public-social-expenditure_16d3ef05.html)
関連リンク(※記事末尾に毎回貼り付け用)
篠原一騎さん
X:https://x.com/ikki_0910
YouTube:https://www.youtube.com/@篠原一騎-p9s7w
町田市議会議員 長谷川けいすけさん
X:https://x.com/hassekeisuke
イベント主催者
note 片倉ぱすた:https://note.com/brave_gerbil517
筆者
https://x.com/MbEbXCZ6R3jjYil
政治の話って、気づくと外交とか税金とか、「国家規模の腕立て伏せ」みたいなテーマに寄りがちだ。もちろん大事。大事なんだけど、僕らの生活に一番近い“リアル”は、案外そっちじゃない。
むしろ福祉政策のほうが、「明日どうなるか」に直結してる。
その中でも、毎回いろんな感情が噴き上がるのが――生活保護制度。
このテーマ、先日参加した 篠原一騎さんのおしゃべり会でも話題に出た。篠原さんがこの問題に関心を持つ背景には、かなり個人的な事情があるらしい。
一人親家庭で、家族に障害のある方もいて、生活保護や障害福祉は“政策トーク”じゃなく、生活の現場で感じてきたものだ、という趣旨の話が印象に残っている(※これは僕が会で聞いた範囲の理解です)。
政治を志す動機って、正直「理念が先」というより、「生活に刺さった経験が先」なことが多い。福祉って、まさにそこにある。
ここから先は、僕の主観を混ぜつつ、でも数字はできるだけ一次資料で押さえながら、生活保護の捕捉率と、韓国の制度、そしてOECD比較までまとめてみる。
生活保護制度って、そもそも何を目指してるの?
まず大前提。生活保護制度は「サボり支援」じゃない。国が公式に書いてる目的は、めちゃくちゃ真っ当だ。
生活保護制度は、生活に困窮する人に必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障しつつ、自立を助長することを目的としている。ここが制度の基本設計だ。
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html)
「最低限度の生活」+「自立を助長」。
理想としては、支えるだけじゃなく、立ち直りを支援する制度だ。
日本の生活保護は「利用されていない」――捕捉率という問題
生活保護の議論で避けて通れない言葉がある。捕捉率(ほそくりつ)。
ざっくり言うと、
「生活保護を受けられる条件を満たしている人のうち、実際に受給している人の割合」
みたいなもの。
で、日本はこの捕捉率が低いと言われがちなんだけど、厚生労働省の資料(諸外国比較の資料)では、日本の生活保護の捕捉率について、**2007年推計で“15.3%〜21.0%程度(世帯単位)”**という数字が示されている。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
……つまり、めちゃくちゃ雑に言うと「5世帯のうち1世帯くらい」。
残りは、条件を満たしている可能性があっても制度につながっていない。
これ、個人的には結構ショックだった。制度の是非の前に、「届いてない」じゃん、っていう。
なんで使わない?――心理の壁と“制度の空気”
「制度を知らない」「手続きが難しい」みたいな話もあるけど、僕がいちばん根深いと思うのは、心理的な抵抗だ。
生活保護って言葉に、妙に強い空気がまとわりつく。
「最後の手段」「恥」「申し訳なさ」――そういう感情が、申請の前に立ちはだかる。
制度の目的は「最低限度の生活を保障」なのに、利用者側は「申し訳なさ」を背負わされがち。ここ、制度の設計というより“社会の受け止め方”の問題でもあると思う。
「生活保護」という名前問題:中身だけじゃなく、名前も制度の一部
ここで面白いのが制度名の違いだ。
日本は「生活保護」。一方、韓国は国民基礎生活保障。
韓国の資料(英語PDF)では、基礎生活保障制度を「生活が困難な人に必要な給付を行い、最低限の生活水準を保障し、自立を支援する制度」と説明している。
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
この説明、言葉の雰囲気が違う。
日本の「保護」は、どうしても“上から守ってあげる感”が出やすい。韓国の「保障」は、“社会保障の一部”っぽい。
もちろん名前を変えたら全て解決、なんて甘い話はない。
でも、制度って「運用」だけじゃなくて、「空気」でも動く。空気が悪いと、必要な人ほど遠慮する。これ、ほんとにある。
韓国の「国民基礎生活保障制度」ってどんな仕組み?(超ざっくり)
韓国の基礎生活保障制度(Basic Living Security System)の説明資料では、給付の種類として次が挙げられている。
- 生計給付(Livelihood benefit)
- 医療給付(Medical benefit)
- 住居給付(Housing benefit)
- 教育給付(Education benefit)
- 出産給付(Birth benefit)
- 葬祭給付(Funeral benefit)
- 自立給付(Self-support benefit)
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
「生計」「医療」「住居」「教育」あたりは日本とも似ているけど、資料上は出産・葬祭・自立まで明確に並ぶ。ここは“生活のイベント”まで含めて制度化している感じがする。
そして韓国政府(保健福祉部の英語ページ)では、2016年に163万人がBasic Livelihood Security Program(BLSP)の給付を受け、受給者の割合(take-up rate)が**3.2%**とされている。
(https://www.mohw.go.kr/menu.es?mid=a20308000000)
※この「3.2%」は“受給対象者のうち何割が使ったか”ではなく、人口に対する受給者割合の説明なので、日本の捕捉率とは同じ指標ではない点は注意。とはいえ、制度を「社会保障の一つ」として可視化している印象は強い。
OECDで見ると、日本の福祉は「薄い」のか「厚い」のか?
生活保護の議論って、すぐ「甘い」「厳しい」「不正が〜」みたいな情緒で殴り合いになりがちだけど、たまには俯瞰したい。そういう時に便利なのがOECDの比較。
OECDの資料(Asia/Pacificの社会支出)では、アジア太平洋地域の平均的な公的社会支出はOECD平均の約3分の1で、日本とニュージーランドは**GDP比で約25%**と書かれている。
(https://www.oecd.org/en/publications/society-at-a-glance-asia-pacific-2025_24fa8f05-en/full-report/public-social-expenditure_16d3ef05.html)
この「日本は約25%」だけ見ると、「日本って福祉大国じゃん」とも言える。実際、高齢化もあるし、社会支出の規模は大きい。
でも、ここで僕が思うのは、“総量が大きい”と“届き方がいい”は別問題ってこと。
日本は社会支出が大きい一方で、生活保護の捕捉率は2007年推計で15.3%〜21.0%程度という話が出てくる。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
つまり、財源や規模の問題だけじゃなく、最後のセーフティネットが心理や運用で詰まってる可能性がある。
海外と比べると、日本の捕捉率はどれくらい低いの?
厚生労働省の同じ資料では、欧州の例として、
- ドイツ:約64%(1994年推計)
- イギリス:所得補充で約68%〜81%(2006-07年推計)
- フランス:約65%(1996年推計)
といった捕捉率の数字が例示されている。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
もちろん年次も制度も違うから単純比較は危険なんだけど、それでも「桁が違う」くらいの差があるのは事実として重い。
じゃあ、どう考える?――僕の今の暫定結論
生活保護の議論って、たぶん本質はここだと思う。
- 不正の話はゼロにはできない。でも、まず「必要な人に届くか」が土台
- 届かない理由は、制度設計だけでなく、申請のハードル・運用・偏見・言葉の空気にもある
- そして福祉は「誰かのため」じゃなくて、回り回って自分のためになる(明日は我が身、という意味で)
篠原一騎さんのおしゃべり会でこの話が出たのが、僕には腑に落ちた。
福祉の話って、当事者や当事者に近い人が語ると、急に“現実の温度”になる。税率の小数点より、こっちのほうがよっぽど人間が出る。
政治が外交と税だけでできてるなら、政治家は全員、電卓と世界地図を持ってればいい。でも実際は、生活がある。体がある。家族がいる。
だから福祉の話は、政治の中心だと思う。
……などと言いつつ、僕はまず「自分の家計の捕捉率(=見落としたサブスク)」をなんとかしたい。毎月、知らない引き落としに保護されてる気がする。
よくある疑問(Q&Aっぽく短めに)
Q. 捕捉率が低いのって、制度が厳しいから?
A. 厳しさだけじゃなく、申請の心理的抵抗や運用も絡むと言われていて、厚労省資料でも日本の捕捉率が15.3%〜21.0%程度(2007年推計)と示されている点は重い。
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1119-8e_0008.pdf)
Q. 韓国は「生活保護」じゃなくて何て呼ぶの?
A. 英語資料では「Basic Living Security System」で、最低限の生活水準を保障し自立を支援する制度、と説明されている。
(https://www.easylaw.go.kr/CSP/FileDownload.laf?flType=pdf&onhunqnaYn=N&csmSeq=2806)
Q. OECDで見ると日本の福祉は少ない?
A. OECD資料では、日本の公的社会支出はGDP比で約25%とされる。総量は小さくない。
(https://www.oecd.org/en/publications/society-at-a-glance-asia-pacific-2025_24fa8f05-en/full-report/public-social-expenditure_16d3ef05.html)
関連リンク(※記事末尾に毎回貼り付け用)
篠原一騎さん
X:https://x.com/ikki_0910
YouTube:https://www.youtube.com/@篠原一騎-p9s7w
町田市議会議員 長谷川けいすけさん
X:https://x.com/hassekeisuke
イベント主催者
note 片倉ぱすたさん:https://note.com/brave_gerbil517
筆者(REYさん)
https://x.com/MbEbXCZ6R3jjYil
「3/24 Abema Prime 出演予定」
3月24日、篠原一騎さんが「Abema Prime」出演予定(※ご本人の告知ベース)
そういえば、篠原さんは3月24日に「Abema Prime」出演予定とのこと。こういう“外に出る場”って、発信してる側からすると地味に体力勝負なんですよね。スタジオは暖かくても、本人のトークはたぶん熱い。
当日の詳細や時間帯は変更もあり得るので、いちばん確実なのは篠原さんのXで最新情報をチェックするのが安心です(私も当日、たぶんソワソワしながら見ます)。
※「出るだけで偉い」じゃなくて「出て何を言うか」が本題。そこが見どころ。配信URL①: https://abema.tv/channels/abema-news/slots/BUj4Fe9SRvG2gX?utm_campaign=slot_share_cy&utm_medium=referral&utm_source=referral
②: https://abema.tv/channels/abema-news/slots/BUj4FeepVAq3q9?utm_campaign=slot_share_cy&utm_medium=referral&utm_source=referral

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