40度で立たされる国

40度で立たされる国

――インフルA型、なめてたら死にかけた話

インフルエンザA型。

いや、これ、ガチでやばいです。

「ちょっと熱が出る風邪でしょ?」とか思ってる人、甘い。
私は39度後半、ほぼ40度まで上がりました。

体温計が39.8を示した瞬間、

「あ、これ人間の温度じゃないな」

って思いましたね。

立ってるだけでふらつく。
関節がギシギシ鳴る。
視界が白い。
呼吸が浅い。

これがA型。

厚労省とか感染症研究所の資料を見ると、毎年の大流行はだいたいA型が主役。急激な高熱、全身症状ドーン。人によっては肺炎。重症化。普通に危険。

「B型よりしんどいことが多い」と言われるの、伊達じゃない。

で、私は熱が出始めてすぐ病院へ行きました。

徒歩10分の距離。

……のはずが。

30分かかりました。

マスクして、ゼェゼェ言いながら、
途中で「あれ?これ帰れないかも」とか思いながら。

たった10分の距離が、マラソンの終盤みたいになるんですよ。

これが高熱。


そして問題のマイナンバーカード

私はもともと「マイナンバーカードで医療が効率化!」みたいな話、信用してません。

でも一応、保険証は紐づけてあります。
ICでピッとやれば早いんだろうなと思って出しました。

で、どうなったか。

立たされました。

端末の前に。

カードを置いて、
暗証番号を入力して、
顔認証して、
うまくいかなくて、
「置き方が…」とか言われて。

いや待って。

40度なんですけど。

立ってるのがまず無理なんですけど。

なんで急性疾患の患者が、端末の前で自己操作前提なんですか?

医療DX?
効率化?

誰の効率ですか?

少なくとも、患者の効率ではない。

あの瞬間、私は確信しました。

「これ、現場見てない人が設計してるな」と。


さらに追い打ち:薬局編

診察終わって、薬局へ。

インフルエンザです、と言ったら、

「外の椅子で待ってください」

真冬です。

背もたれなしの丸椅子。

40度。

ガタガタ。

いや、感染対策はわかるよ?
わかるけどさ。

もうちょっとあるだろ。

で、さらに。

「お薬手帳ありますか?ここにサインしてください。アンケートもお願いします。」

さすがに言いました。

「この状態で書けるわけないでしょ」

客、他にいないんですよ。

聞き取りながら書けるでしょう。

でもルールなんでしょうね。

ルール。

書類。

形式。

体調?
後回し。


これ、例外じゃないんですよ

インフルエンザって毎年流行します。

数百万人規模で感染します。

つまり、

「高熱で受診する患者」は想定内なんですよ。

それなのに、

・立って操作
・自己入力
・形式的対応
・書類優先

これ、設計思想がおかしくないですか?

私はマイナンバーカードをやめろと言ってるんじゃない。

でもね。

弱ってる人間を前提にしてないシステムは、医療とは言わない。


高齢者が悪い?違う。

待ち時間が長いのは高齢者のせいだとか言う人いますよね。

違う。

人を減らしたから。

効率化だの構造改革だの言って、
ギリギリで回る体制にしたから。

小さな町医者が減り、
残ったところに患者が集中し、
現場は余裕ゼロ。

その結果、

40度の人間が立たされる。

これが「効率化」の現実。


私は怒ってます

感情的?
はい、感情的です。

だって40度ですよ。

立たされるんですよ。

真冬に外ですよ。

書類ですよ。

医療は弱った人間の側に立つものじゃないんですか?

あの日、私は思いました。

この国は、

「ちゃんと弱ってる人を想像して設計しているか?」

第2稿では、
この“立たせる設計思想”を、もう少し冷静に解体します。

今日はもう寝ます。

インフルA型、なめたらダメです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました