新自由主義、緊縮財政

「責任ある積極財政」の正体――ワイズスペンディングとスペンディング・ファーストはまったく別物だ

第一次高市政権が発足し、財務大臣に就任したのが片山さつき氏。彼女が過去に語っていた方針は明確です。「赤字国債に頼らず、税収の上振れ分(いわゆる上ぶれ分)を活用して積極財政を行う」そして現在の高市早苗政権も、その方向性を踏襲している。この瞬間...
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【小学生でもわかるGDP】責任ある積極財政?それで支出を増やさないってどういうこと?GDPの計算式からやさしく解説

「責任ある積極財政」と言いながら、実際には財政支出を増やしていない。これ、正直おかしくないですか?今日は難しい話はしません。経済の専門用語もなるべく使いません。テーマはたった一つ。GDPの計算式を知れば、何が本当に“積極財政”なのかがわかる...
消費税

税は財源ではない ――それでも「財源論」が消えない理由

税は財源ではない ――それでも「財源論」が消えない理由「財源がないからできません」政治家も、財務省も、テレビのコメンテーターも、ほとんど反射的にこの言葉を使う。しかしこの言葉は、前提からして間違っている。税は財源ではない。これは感情論でも陰...
消費税

【消費税は社会保障財源ではない】国債で支えられているという事実から逃げるな

私は何度でも言う。消費税は消費税であって、社会保障費ではない。税目と歳出項目は別物だ。消費税は歳入であり、社会保障費は歳出である。この基本構造を無視して、「消費税は社会保障の財源だ」と繰り返すのは、制度の説明ではなく政治的フレーズに過ぎない...
経済

「介護報酬は上げた」――その陰で、訪問介護だけが削られた(2024年度改定の政治責任)

1.結論:2024年度改定は「全体プラス」だが、訪問介護の基本報酬はマイナスだった2024年度(令和6年度)の介護報酬改定は、政府資料上「全体で+1.59%」とされる。内訳は処遇改善に0.98%、それ以外に0.61%を充当する、という設計で...
経済

福祉国家の制度構造比較――介護労働力配置・無償ケア・2040年需給推計から見る日本の課題

Ⅰ.問題意識福祉国家に関する議論では、「北欧では市民が広く介護や福祉に関与している」という抽象的な表現が用いられることが多い。しかし政策分析においては、労働力配置、無償ケア比率、人口構造、財政負担の四点を統合的に検証する必要がある。本稿はO...
新自由主義、緊縮財政

「合理性」という名の後退――エッセンシャルワーカーと不利益変更の欺瞞

労働法の原則は明確である。使用者は、労働者の同意なく一方的に労働条件を不利益に変更できない。これは契約法の大原則であり、労働法はむしろその原則を強化するために存在している。労働者は使用者よりも交渉力が弱い。だからこそ「合意」が重視される。こ...
新自由主義、緊縮財政

「積極財政で強く豊かで美しい国」って、いつ“財政”やったんですか?――数字で見る「言ってるだけ財政」と円安の真犯人

またこの話を書く。なぜなら、何回でも言ったほうがいいからだ。高市さんの目玉政策、たしか「積極財政によって強く豊かで美しい国」でしたよね。……そのフレーズ、第一次安倍政権あたりで似た香りを嗅いだ記憶があるのは、私だけじゃないはずだ。もちろん安...
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高市早苗総理の発言はなぜ揺れて見えるのか

高市早苗総理の発言はなぜ揺れて見えるのか――「消費税減税は悲願」と「レジ改修に時間がかかる」のあいだで最近どうしても気になっていることがある。それは、**高市早苗総理の消費税に関する発言の“揺れ”**である。総裁選の場面では「消費税減税は悲...
消費税

消費税は「売上税」である

消費税は「売上税」である――ここを間違えると、すべての議論がズレる消費税の話になると、議論は必ず迷子になる。社会保障、再分配、財源、景気対策――論点が一気に広がり、最後には何を話していたのか分からなくなる。しかし本当は、最初に確認すべき事実...